手根管症候群は、手根管の中を通っている正中神経が慢性的な刺激を受けることから、痛みやしびれ、運動障害などを起こしてしまう病気です。正中神経の圧迫から手首、手、手指の灼熱感、疼痛や機能の低下を引き起こします。
手根管症候群を起こしてしまう原因はハッキリとわかっていませんが、手首においての頻繁な屈曲運動がなどが強く関係しているといわれています。
むくみを起こすような病気、糖尿病やうっ血性心不全や腎不全もまた手根管症候群の原因として考えられています。また、反復運動とともに、ビタミンB6の欠乏も関係しているという説もあります。
最近、この手根管症候群は、著しく増加をしていますが、アメリカでは三大職業病とまで言われています。性別では、比較的女性に多く見られます。
手首の手掌面で、神経が手首を曲げる、前腕筋腱と横歩表在性手根靭帯の間で圧迫をされるために、親指、人さし指、中指、薬指の半分ほどに異常感が起こります。
手根管症候群の初期の症状は、人差し指、中指、親指と薬指の親指側で起こるしびれと痛みなどです。こうした症状は起床時に強く現れ、重くなってくるとしみれや痛みで、睡眠中でも目が覚めます。
両側の手の疼痛、だるさ、しびれ、灼熱感、うずきがあります。疼痛の症状は、夜にかけて悪くなり、昼間は手首の反復運動をしなければ、少なくなります。また、疼痛は、肩や前腕に放散することがあります。
手根管症候群は、そのまま放置をしてしまうと、長期にわたる神経障害をおこしてしまい、感覚や運動能などに障害を与えてしまいます。痛みなどの症状が軽い時は、手首の安定のために装具の着用を行ったりします。
他の保存療法としては、消炎鎮痛剤やビタミンBの錠剤の飲用を行いますが、こうした治療を行ってもあまり効果がない場合では、手術療法が行われることがあります。
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