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肝臓病


C型肝炎 治療法C型肝炎の治療法は主にウイルスの型と量できまります。

C型肝炎は、C型肝炎ウイルスです。C型肝炎ウイルスは、感染している人の血液が他人の血液内に入ることによって感染します。感染経路として最も多いのが輸血で、全体の約4割を占めます。

最近のインターフェロン治療は、ウイルスのタイプと患者さんの状態に応じて治療プランを立てるオーダーメイド療法が主流となります。


インターフェロン中心の治療で、ウイルスの排除をめざします。

C型肝炎の治療は、ウイルスを体内から排除し、完治することを目標に行われます。


治療の基本となるのは、インターフェロンの投与です。インターフェロンはウイルスの増殖を抑える働きがあるため、その効果によって完治できるケースもあります。この点が、B型肝炎の場合と違うところです。


インターフェロンは、B型肝炎よりもC型肝炎のほうに治療効果があるとされていますが、C型ならどのウイルスに型にも優れた効果を発揮するというわけではありません。

併用療法も含めて、タイプによって使いわけをなければならないのです。

C型肝炎ウイルスは、血清型によって1型、2型にわけられ、さらに遺伝子型によって、1型は1aと1bに、2型は2aと2bにわけられます。日本でもっとも多いのは1b型です。


インターフェロンを使った治療は、こうしたウイルスの型や量、年齢、肝臓の繊維化の程度などを検討して、それぞれにあった方法が選ばれます。


治療法には、大きく分けるとインターフェロンとリバビリンを併用する方法があります。基本的に、単独療法は主に1・2型の低ウイルス量タイプに行われ、併用療法は、初回治療で高ウイルス量タイプに行われます。


インターフェロンとの併用療法に使われるのは、抗ウイルス薬、リバビリンです。リバビリンは、C型肝炎に対してALT値を改善する作用はあるものの、単独で、ウイルスを排除することはできません。


しかしインターフェロンと併用すると抗ウイルス作用を発揮して、ウイルスの排除率がアップすることがわかっています。


海外では、C型肝炎の治療法として早くから併用療法が提唱されていましたが、日本で承認されたのは2001年です。


さらに、新しいタイプのインターフェロンが登場したことで、2004年にはペグインターフェロン・リバブリン併用療法が承認されました。




C型肝炎 症状 治療C型肝炎は、放置をすると一定の経過をたどります。C型肝炎は、慢性化しやすく、肝硬変や肝臓がんになる確率が極めて高いのがC型肝炎です。健診などで感染が見つかる人が増加中。

C型肝炎は、ウイルスに感染して急性肝炎を起こしても、まったく気づかないケースが少なくありません。発症後は、ウイルスが排除されて治癒することもありますが、約70パーセントの人は慢性肝炎に移行します。

肝炎には、A型・B型・C型・D型・E型の5種類があります。なかでも、C型肝炎と聞くと、感染が怖いという印象を受けます。C型肝炎は他の型に比べて、慢性肝炎や肝臓癌になる確率が高い肝炎です。


B型肝炎のようにウイルスが自ら増殖をやめることがないので、C型肝炎の場合は、放置をしておくと、知らないうちに高い確率で肝硬変、肝臓がんへと移行します。


実際、日本の肝臓がんの原因でもっとも多いのがC型肝炎で、全体の約80パーセントを占めています。


現在C型肝炎ウイルスの感染者は、気づいていない人も含めて、日本に150〜200満人いるとされています。肝臓がんによる死亡率は年々ふえていて、大きな問題になっています。


C型肝炎は、B型肝炎と比べて、血液中のウイルス量が非常にすくないので、感染力が弱く、母子感染や性交渉によって感染は、まれにしかありません。


現在の感染者の多くは、過去の輸血や血液製剤による感染です。防止策がとられるようになってからは、そのルートでの新たな感染者は激減をしました。


最近の感染ルートとしては、、覚せい剤のまわしうち、刺青、ピアスの穴あけなどがあり、器具についた感染者の血液が別の人の血液に入ることで感染してしまいます。


C型肝炎に、インターフェロンの治療が最も効果的だと言われています。しかし、ウイルスの遺伝子がインターフェロンに向いていない場合は、どうしたら良いのか疑問に思われることでしょう。


C型肝炎を治療する上で、一番大きな目的は癌になるのを防ぐことです。たとえウイルスがなくならなくても、肝機能が正常に働いていれば、癌になるのを遅らせることは出来ます。


そういった意味では、ウイルスがなくならなくても、わずかでもウイルスの減少を感じることが出来るのであれば、インターフェロンの治療を続けることは大切です。





脂肪肝 原因 症状脂肪肝の主な原因とされるのは食べ過ぎ、飲みすぎ 肝細胞の中に脂肪が過剰にたまると、脂肪肝になります。多くは過食や過飲によるものですが、意外な原因でおこることもあります。

健常な人でも、肝細胞にはある程度の脂肪がついていますが、その量が過剰になり、肝細胞の30パーセント以上に脂肪の塊が蓄積している状態を脂肪肝といいます。

肝臓に付着する脂肪は、そのほとんどが中性脂肪です。摂取した脂肪は、小腸で脂肪酸などに分解をされ、肝臓に運ばれます。


そこで、中性脂肪に合成され、全身に送り出されるのですが、合成される量が放出される量よりも多いと、肝細胞の中にたまってしまいます。


中性脂肪は、余分なブドウ糖からも作られます。つまり、糖質の摂りすぎも、中性脂肪の蓄積につながっていきます。


脂肪肝の種類は、過食や薬などによる非アルコール性脂肪肝と、お酒の飲みすぎによるアルコール性脂肪肝の二つに大別されます。


飲みすぎによって肝臓に中性脂肪が蓄積されるのは、肝臓が大量のアルコールの分解過程でできる物質も蓄積されます。


飽食の時代の産物ともいえる脂肪肝は年々と増加し、健診などで肝機能異常を指摘された人の大半にみられるようになります。


脂肪肝といわれないまでも、中性脂肪やアルコール値が高いと指摘される人も増えていて、脂肪肝予備軍と考えていいでしょう。


肝臓に脂肪がたまっているだけのことと軽く考えがちですが、生活そのものを改めないと、確実に動脈硬化を誘発します。


心疾患などの重大な病気を引き起こす前に、適切な治療を受けることが望まれます。

やせている人でも脂肪肝になることがあります。これは栄養不足による脂肪肝で、無理なダイエットが原因で起こります。


肝細胞で合成された中性脂肪は、タンパク質と結びついて血液中に放出され、全身に送られます。


ダイエットなどでタンパク質が極端に不足をしてしまうと、血液中への放出がうまく行かなくなるため、肝臓に中性脂肪がたまります。その結果として、脂肪肝臓になります。


過食と栄養不足という、一見相反する原因のようですが、食生活が乱れているという点で共通をしています。食の乱れは肝臓病を起こす大きな原因です。





ネフローゼ症候群 症状 治療鉄のとりすぎは肝臓にマイナス効果 微量栄養素のミネラルも、毎日の食事で補給する必要があります。鉄の摂取については、以前と考え方が変わってきているので注意が必要です。


ミネラルのなかでは、カルシウムが不足しがち ビタミンと同じく、身体の機能を正常に保つために欠かせない栄養素がミネラルです。体内で合成されないので、食事を通して補給する必要があります。


現在、必須ミネラルとして、カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、鉄など16種類が知られています。


一日の必要量はごくわずかですから、普通の食事をしている限り、不足することはありません。


ただし、カルシウムは、日本人に不足しがちなミネラルになります。最も効率的にカルシウムがとれる食品は、牛乳、プロセスチーズ、ヨーグルトといった乳性品ですが、干しえび、煮干、わかさぎなどの小魚類、ひじき、わかめ、のり、昆布などの海藻類にも多く含まれます。


肝臓に鉄が増えすぎると炎症が悪化する原因に ミネラルのなかには、肝臓病の患者さんは摂取する量を控えたほうがいいものもあります。その一つがナトリウムで、むくみや腹水がある状態のときは、塩分を制限しなければなりません。


もう一つ問題なのが、鉄です。鉄も身体に必要なものですが、肝臓内に増えすぎると活性酸素が大量に発生し、炎症を悪化させることになります。


特にC型肝炎の場合は、鉄が蓄積されやすいので、食事では塩分をとりすぎないように十分注意をする必要があります。


検査でフェリチンという貯蔵鉄の値が高い場合は、肝臓にたまった鉄を減らす治療が行われます。同時に、食事は低鉄食を指導されています。


しじみやレバーがよいは、今の肝臓病治療に通用しない 昔からしじみやレバーは肝臓によいといわれてきました。


しじみには、良質のタンパク質やビタミンB群、カルシウム、鉄などが豊富に含まれ、さらに、肝機能を強化するタウリンといった成分も含まれています。


レバーは、述べるまでもなく、鉄含有量ナンバーワンを誇る栄養食品です。しかし、現在の肝臓病治療ではフェリチン値が高い場合、これらの食品はとりすぎないほうがよいということになっています。


せっかく肝臓のためを思って食べても、かえって負担をかけてしまうこともあるので注意をしましょう。不明な点は、栄養士に相談してください。



肝臓病の症状とさまざまな合併症について 肝臓は沈黙の臓器といわれています。肝臓病になっても自覚症状が出にくい臓器です。手遅れにならないように、初期症状をしっかりと頭にいれておくことが大切です。

さまざまな役割を担う肝細胞も、普段働いているのは一部でけです。ウイルスなどに攻撃され、やられてしまうと、それまで休んでいた肝細胞があとを引き継ぎます。

こうした理由で、肝臓に障害が起きても肝細胞と断定できる症状はあまりみられないのですが、自覚症状がまったくないわけではありません。

現われる自覚症状 急性肝炎の初期、からだのだるさ、疲労感、食欲不振、吐き気、頭痛、発熱など

肝硬変の初期、食欲不振、疲労感、ただしこれらは肝臓病特有のものではなく、風邪や胃腸病などと共通する症状です。

そのため、肝臓病が原因とは気づかないことが多いので注意が必要となります。病気がすすむと、さすがの肝臓のSOSを発して、特有の症状があらわれるようになります。

その一つが黄疸です。これは、肝機能の低下によって、胆汁に含まれるビリルビンの処理が追いつかなくなり、ビリルビンの処理が追いつかなくなり、ビリルビンの黄色い色素が皮膚や目の結膜に沈着しておこります。

黄疸がでたら、肝臓の働きはかなり悪いと考えなければなりませんが、溶血性貧血などの病気でおこることもあります。受診して原因をはっきりさせるようにしましょう。

肝臓病になるととさまざま合併症がおこりやすくなります。肝臓病が進行すると、それに伴って、ほかの病気があらわれてくることがあります。

肝臓は、食物から取り込み、腸から吸収して送られてきたブドウ糖の一部をグリコーゲンに変えて貯蔵し、身体の要求に応じて再びブドウ糖に作り変え、血液中に送り出しています。

この血液中のブドウ糖の量を示す数値が血糖値で、肝臓はこれを一定に保つために、ブドウ糖を貯蔵したり放出したりする作業を行っています。

しかし肝機能が弱ってくると、この糖代謝に異常がおこり、血糖の調整がうまくいかなくなります。結果的に、血液中の糖分が高い状態が続き、糖尿病を招いてしまうことになります。

肝臓と腎臓は深い関係にあり、肝臓には重度の障害があると、その影響は腎臓に及びます。例えば、肝硬変が進行して、肝不全になると、腎臓での血液のながれが悪くなって腎機能が低下します。さらには、腎不全に陥って危険な状態になることもあります。

肝臓と腎臓のこうした状態は、肝腎症候群といわれ、関係の密接さから症状が相乗的に悪化していきます。

肝硬変などで腎臓の血液循環が悪くなるのは、肝臓が本来の働きを果たせなくなることによって血管が収縮したり、腹水で腎臓周辺の血管が圧迫されるためにおこることも考えられています。

肝硬変では、胃や十二指腸に潰瘍ができやすくなります。約15〜20パーセントの患者さんに胃潰瘍や十二指腸潰瘍が発見されるほどです。

これは、肝硬変になると門脈内の血圧が高まるため、門脈に流れ込むはずの胃や十二指腸の血流にうっ滞おこり、胃粘膜や十二指腸粘膜の防衛力に不都合が生じて、その結果、赤く腫れたり、ときに出血をしたりするのではないかと考えられています。

肝硬変になると、血液の凝固時間が延びます。そのため、肝障害の合併症としての胃・十二指腸潰瘍では、単純にそれらに比べて、一旦出血すると止まりにくくなる傾向があります。

胃や十二指腸潰瘍からの出血で吐血や下血が見られる場合、肝硬変が進行してできる胃や食道の静脈瘤からの出血と見分ける必要があります。


門脈圧亢進症は消化器から肝臓へと栄養素を運ぶ静脈である門脈の圧が高くなった状態の疾患のことをいいます。

その結果として、門脈圧亢進症では、血液が肝臓に流れにくくなり、消化管から上大動脈に流れるルートで血流量が増え、静脈瘤ができやすくなります。

また門脈圧亢進症では、形成された静脈瘤が破裂をし、消化管出血をおこすことがあります。

門脈圧亢進症を起こす病気は、門脈での血行のどこかに流れの障害が生じることにより発生します。

肝機能の低下による肝性脳症を引き起こし、意識障害が起こる場合もあり、さらに脾臓の腫れや腹水がおこることがあります。

門脈圧亢進症の原因の多くは、肝硬変によるもので、肝臓が血液の流入を受け付けなくなるため、門脈に血液がうっ滞して発症します。

門脈がつまる門脈閉塞症や、肝臓出口の肝静脈がつまるパッドキアリ症候群なども原因になるといわれています。

治療法として、門脈圧亢進症で、食道や胃に静脈瘤があるときは、破裂を予防するための処置を行います。

門脈圧亢進症から生じる二次的な疾患に対する対症療法が主です。食道や胃静脈瘤に対する治療となり、これには予防的治療、待機的治療、緊急的治療があります。

予防的な治療では、破綻しそうな静脈瘤に行われます。待機的治療は、破綻出血後、時間を経て行われます。緊急的治療は破綻出血している症状に対し止血を目的に実施される治療です。

脱水症状がひどくそれを改善するためには、利尿薬を用い、減塩食に替えます。脾臓の腫れが強いときは、摘出手術が行われます。


肝臓病になる原因はいろいろとありますが、日本では、肝臓病の約80パーセントがウイルス性のものが原因となります。その中でも多いのはA型、B型、C型の3種類のウイルス性肝炎です。

肝臓病の原因として、主にウイルス、アルコール、薬の三つがあげられますが、日本でもっとも多いのは、ウイルス感染によるものです。

肝臓病全体の約80パーセントを占め、残りの20パーセントの大部分はアルコールが原因です。

現在、肝炎ウイルスは、A型、B型、C型、D型、E型の5種類が確認をされています。日本ではD型とE型はまれで、そのほとんどがA型、B型、C型となります。

こうした3種類で、ウイルス性肝炎の約90パーセント以上を占めます。

ウイルス性肝炎は、どれも同じ経路で感染するわけではありません。感染ルートは二つあり、A型とE型は経口感染、B型とC型、D型は血液感染となります。

経口感染とは、ウイルスに汚染された食べ物や飲み水を口にすることで感染するものです。感染者の便中にウイルスが排出されるので、家族間で感染することもあります。

もう一つの血液感染は、血液や体液を介して感染するものです。輸血や母子感染、性行為、いれずみ、覚せい剤のまわしうち、ピアスの穴あけなどが主な経路になります。

肝臓は、沈黙の臓器といわれていますが、少々のことではダメージを受けない強い臓器です。なので肝臓の病気にかかっても、なかなか、はっきりした症状はでてきません。

特にウイルスに感染して発症する慢性肝炎や、肝臓に余分な脂肪が蓄積してしまう“脂肪肝”アルコールによる肝障害、こうした肝臓の初期のトラブルでは、「なんとなく疲れやすい」「なんだか食欲がない」という症状しかあらわれません。

ウイルス性肝炎は、急性肝炎と慢性肝炎にわけられます。

成人がウイルスに感染すると、潜伏期間を経て肝炎を発症しますが、炎症が始まってウイルスが排除されれば、完全に治癒します。

したがって、急性肝炎は一過性のものですが、慢性肝炎は持続性の肝炎で、炎症が6ヶ月以上続くものをいいます。

ウイルスの種類別にみてみると、A型のウイルス性肝炎は、一過性の急性肝炎ですみ、慢性肝炎になることはありません。

また一度感染すると抗体ができるため、二度と感染はしません。

慢性肝炎になりやすいのは、B型とC型のウイルスです。B型の場合、慢性化するのは、ほとんどが母子感染した子供が成人後に発症した場合です。

成人してからの感染でも慢性肝炎にすすむことがあります。

C型は、慢性化しやすいのが特徴となります。感染して急性肝炎を起こすと、約70パーセントは慢性肝炎へ移行します。

そして治療をしないと肝硬変になりやすいのですが、気づかないうちに慢性化しているケースも少なくありません。


肝硬変は、慢性肝炎が長引き肝細胞が破壊され、それが繊維化して肝臓が硬くなってしまう病気です。肝臓が繊維化してくると血液の流れが悪くなり、食道や胃静脈瘤が破裂して、消化管出血をおこすことがあります。

肝硬変で、肝細胞が壊死してしまい、十分な酸素や栄養がいかなくなると、肝臓の機能が低下して、黄疸、腹水、むくみ、肝性脳症などがでてきます。肝硬変がさらにすすんでしまうと、肝不全になり、重篤な事態になってしまいます。

肝臓の繊維化がすすんでも肝機能にすぐに影響がでるわけではありません。肝臓には一部の細胞に障害があっても、残りの細胞がそれをカバーするという能力があるのでよほどのことがない限り、症状がでてきません。

代謝機能が働いている状態を代償期といい、この時期の肝硬変を代償性肝硬変といいます。それがやがて、機能的に限界が訪れて、正常な細胞がカバーしきれなくなる非代償期に入ります。

いろいろ症状がでてくるこの時期の肝硬変を非代償性肝硬変といいます。

肝硬変の主な原因とされるのが、肝炎ウイルスによるものです。その大半は、C型のものです。その他の要因として、アルコール性肝障害や自己免疫性肝炎から進行するケースもあります。

肝硬変の治療法としては、原因になっている慢性肝炎の治療をおこなうことで、症状が進行するのを防ぎます。

過度な運動を避けたり、高タンパク、適正エネルギーの食事をすることを心がけたり、禁煙をするなどの生活改善も大切です。消化管の出血や、肝性脳症といったものは命にかかわってくるので緊急の治療が必要になります。


慢性肝炎は、急性肝炎の手当てをきちんとしなかったり、肝炎の症状を気づかずに、約6ヶ月以上も肝臓に異常があり、肝機能検査でも数値が悪い場合に慢性肝炎とされます。

慢性肝炎の原因は、急性肝炎をおこした肝炎ウイルスの感染が長期間続くことによっておこると考えられています。7割が非A非B型、残りがB型肝炎ウイルスの持続感染によるとされます。

慢性肝炎の場合は、軽い症状の場合から、肝硬変に近い重いものまで病体がいろいろです。

急性肝炎らしい症状はあらわれず、単にだるい、疲れやすい、などといったことから検査をうけたり、会社の定期健康診断で異常が疑われ、精密検査の結果慢性肝炎と診断される場合が多いようです。

もちろん慢性肝炎も、食欲がなくなったり、疲れやすくなったり、だるいといった症状がでたり、頭痛や発熱など風邪ににた症状がでることがあります。

慢性肝炎は、大変長く続いてしまう病気なので、何ヶ月間かは肝機能検査を繰り返して様子をみることが必要になります。


慢性肝炎では、これまで完治の可能性が認められている治療は、唯一、副作用が強い割に有効率の低いインターフェロンのみでした。

インターフェロンとの併用で、高い効果を発揮する抗ウイルス薬、ゼフィックス、リバプリンが認められ、C型慢性肝炎の場合、インターフェロンだけでは約30パーセントだった有効率が50パーセント以上にあがりました。

そして、さらに副作用の少ない、新型インターフェロン、コンセサスインターフェロンの承認で従来の3倍量の投与が可能になって、現行医療によるウイルス陰性率は以前よりも高まっています。

GPTやGOTを下げ、炎症を抑える薬としては、従来より、強力ネオミノファーゲンC、ウルソ、ショウサイコトウなどがお適用されます。

慢性肝炎の治療で用いられる、薬剤治療は、副作用が問題視され、インターフェロンとリバビリンの併用で早くも脳出血による死者がでています。ふくさようが少ないと思われていた漢方薬のショウサイコトウでも死亡例が相次いで問題になりました。

肝炎、なかでも慢性肝炎の改善においては、薬の害を減らすうえでも、食事、栄養療法が非常に重要になってきます。食事、栄養療法を正していくことで、完治しないまでも正常な人とかわらない日常生活を送ることができます。

肝炎にかぎったことではないですが、日ごろのストレスに加え、食品添加物や農薬、公害物質や環境ホルモン、バランスの悪い高たんぱく食品、過剰アルコールなど、肝臓が痛めつけられている現代、食生活をはじめとした日常のライフスタイルの改善で沈黙の臓器肝臓を守ることが求められています。