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高血圧

腎性高血圧について 二次性高血圧の原因としてもっとも多いのが腎性高血圧です。

高血圧になる原因としての病気が明らかで高血圧をひきおこしている場合は、二次性高血圧といわれれます。その二次性高血圧を起こす原因としてもっとも多いのが、腎性高血圧です。腎臓のトラブルが原因でおこる高血圧で、腎実質に病変があって高血圧を起こすものと、腎血管に病変があって高血圧になるものに分類されます。

腎実質性高血圧 腎実質、腎臓の糸球体を中心にその周囲の病的な変化が起こることから発生する高血圧です。この高血圧は、急性腎炎や慢性腎炎のときによくみられます。

腎血管性高血圧 腎動脈は腹部大動脈からそれぞれ左右に枝分かれし、両側の腎臓に血液を送っています。腎血管性高血圧とは、この腎動脈の一部が狭くなり、血液が腎臓のほうへ十分流れなくなったために起こるものです。その原因は、若い人では過形成といって、血管壁の一部が腫大したために起こることが多く、また、女性では大動脈炎症候群の部分症状として、高齢者では動脈硬化性変化が原因となることが多いようです

高血圧の型が何であれ、そのまま放置をしていると、腎障害は悪化してきます。また、腎障害を起こせばさらに高血圧を増悪させるという悪循環となりますので、しっかりと治療を継続し、自己判断で服薬を中止しないことが重要です。特に自覚症状がないからといって放置することには問題があります。また、薬物の急な中断は、その種類によってはいろいろな副作用をもたらすことがあることも、知っておく必要があります。

腎血管性高血圧の治療においては、原則的には血管の狭窄部位を拡張しなければなりません。血管にカテーテルを入れて拡張する方法や、手術的に狭窄部位を切除する方法があります。いずれの方法にするかは、狭窄の原因、部位、程度、年齢などが考慮されます。高血圧は、長く放置していると血管を傷害し、動脈硬化から虚血性疾患へと進行していくので早めの治療が大切になります。





高血圧の新対処法

高血圧を改善するには、まずは自分の生活習慣を見直すことが大切です。身近なところから少しずつ改善を続けるだけでも、血圧を下げる効果があります。

一般に、血圧は加齢と共に徐々に高くなります。そこへ、遺伝的要因や肥満、さらに塩分のとりすぎ、運動不足、ストレス、喫煙、お酒の飲みすぎなどの生活習慣が加わると、高血圧がおきます。

これらのう、自分で改善できるのは肥満や生活習慣です。特に肥満の解消は、血圧を下げるのに効果的であることが明らかになっています。

高血圧の状態が続くからといって、短期間で血圧を下げようとして生活習慣を急に変えたとしても多くの場合、習慣として身につかず、いったんは血圧が下がってもしばらくするとまた上がってしまいます。

そこでまずは、収縮期血圧を2ミリHg下げることからはじめましょう。血圧が高めの人が、収縮期血圧の平均値を2ミリHg下げるだけで、心筋梗塞の死亡リスクが約7パーセント、脳卒中の死亡リスクが10パーセント低下することがわかっています。

高血圧の改善には、毎日の運動が効果的です。適度な運動は、末梢血管を拡げ、血液の循環を改善させます。そうすると、高い圧力をかけなくても、全身に血液が行き渡るようになり、血圧がさがってきます。

ただ、運動を始めてから、胸の圧迫感、動悸、呼吸困難やふらつき、足の痛みなどの症状がでたときには、すぐに運動を中止し、医師に相談をしてみることが大切です。



高血圧症と食事

高血圧症になると、まず真っ先に言われるのが塩分を控えることです。食塩をとり過ぎると高血圧になることは、多くの研究や統計などから指摘されてきました。1998年に報告された、日本を含めた世界32か国の1万人あまりを調査したINTERSALT研究の結果でも、食塩を多く摂っている人ほど血圧が高いということが指摘されています。

それでも、食塩による血圧上昇の程度には個人差があって、食塩を多くとってもまったく血圧が上がらない人もいます。家族に高血圧の多い人や高齢者では、食塩を多くとると血圧が上がる人が多いようです。

今のところ、日常的にかんたんに食塩感受性を測る方法はないので、だれでも食塩を減らしたほうがいいとされています。食塩を摂り過ぎると胃がんになりやすいことは確かだし、減塩は、左心室肥大という心臓の病気やたんぱく尿の程度を軽くする、動脈の柔軟性を高める、降圧薬の効果を高める、ナトリウム排泄に使われるカリウムが失われるのを防ぐなどのよい点が多いです。

食塩感受性が低くても、食塩を減らす効果はあるというわけですね。日本人に勧められている1日の塩分摂取の目標値は、10g未満です。高血圧患者ではもっと厳しくて、日本高血圧学会の定めた目標では1日7g以下となっています。


高血圧について 教えてgoo ヤフー知恵袋より

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食物繊維の高血圧予防効果

食物繊維は消化されにくいうえに、スポンジのように水分を含んで膨れる性質があって、腸内でナトリウムを吸着して排出する働きをします。ですから食物繊維には便秘予防効果、大腸癌予防、コレステロールの低下や血糖値の上昇抑制などさまざまな作用があり、高血圧だけでなく生活習慣病を防ぐのに欠かせない栄養素なのです。食物繊維は、腎臓から分泌される血圧を下げる物質を増加させたり、腎臓がナトリウムを再吸収するのを抑制して血圧を下げる働きもしています。

食物繊維は水に溶けない不溶性のものと、水にとける水溶性のものにわけられます。不溶性の食物繊維はセルロース、ヘミセルロース、リグニンなどですが、不溶性より水溶性の食物繊維のほうが水分を包み込む量が多く、ナトリウムの吸着力も大きいとされています。

食物繊維は、野菜や果物、大豆など各食をバランスよくとり、一日20〜30グラム摂取するのが理想です。野菜は生で沢山食べられないので、いためたり、煮たり、ぬでたりと加熱してかさを減らすなどの調理の工夫をすることが大切です。水溶性の食物繊維は水に溶けでるので、汁や鍋物の場合は、だしや素材のうまみをきかして、汁まで飲むようするといいです。それを考慮して薄味にすることが、塩分の取りすぎをを防ぐための重要なポイントです。

食物繊維は、高血圧の要因であるナトリウムを身体から出してくれます。


高血圧と腎硬化症について

高血圧の合併症に腎硬化症があります。腎臓には、細く繊細な血管がたくさん存在し、高血圧があると、その血管がダメージを受けます。

高血圧が悪化すると、腎臓全体が硬くなって萎縮し、腎硬化症をおこします。初期には自覚症状はありませんが、腎臓の働きが衰え、重症になってくると、むくみや身体のだるさ、排尿障害などがあらわれるので注意が必要です。

そうなってくると、腎臓の細い血管に動脈硬化が起こっていることが多いです。

初期の内は、病気の進行はゆるやかですが、進行すると腎不全などの重大な病気がおこやすくなります。早い段階から高血圧を治癒することが大切になります。

腎臓で十分な水分やナトリウムの排泄ができないと、体内にたまる水分量が増え、血圧がさらに上がる傾向があります。腎臓と高血圧にはこのような悪循環もあることを覚えておきたいものです。


若年性高血圧について

若年性高血圧は、特殊な高血圧のことではありません。今まで高血圧といえば、おもに中年以降の病気とかんがえられていましたが最近では、一見健康そうな若い年齢層に多く見られるようになったので、これらをひっくるめてで若年性高血圧と呼ばれています。

ですからこのなかには思春期における一時的な高血圧のほかに、本態性高血圧症と二次性高血圧症とが含まれていることになります。血圧は普通、収縮期高血圧を示すことが多く、動揺度大きいのが特徴です。自覚症はある人とない人があります。

若年性高血圧の多くの場合は、高血圧の素因のある人にみられます。つまり本態性高血圧症が若い世代に発病した考えられるわけです。このような人がどんな経過をたどるかということについて残念ながら確実な資料がありません。考えられることは、ゆっくりではありますが、年をとるにつれて血圧があがり、その上がり方が正常血圧の人よりも早いだろうということです。一般には若年性高血圧の人では降圧剤は不要です。



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高血圧で血管病のリスクが上がる

日本人の半数が、血管病のリスクが高い高血圧です。

三大疾病である、がん、心臓病、脳卒中のうち、脳卒中と心筋梗塞を血管の病気として一つにまとめると、患者数ではトップになります。


血管を老化させ、心筋梗塞や脳卒中など血管系の病気の重要なリスクファクターになるのが、動脈硬化とともに高血圧です。


高血圧はもともと日本人に多い病気です。

遺伝的素因に生活習慣がかかわって発症する高血圧は、生活の改善で発症や進行の予防が可能となっています。

家系的に高血圧が多いということであれば、生活改善にいち早く取り組み、将来的な血管病を予防することが肝心です。



高血圧改善のポイントを上げます。

一、食塩制限とミネラルバランス

二、適正体重の維持

三、低脂肪で、野菜や果物を多く摂取

四、アルコール制限と禁煙、カフェインの影響

五、毎日、歩行など軽度で持続的な運動

六、精神的、肉体的なストレス対策



高血圧人口10億人

高血圧の人が増加の一途です。

特に先進国ではいちぢるしいでしょう。


高血圧になると、どうしてもそのリスクから、血圧降下剤を処方されますが、そもそもなぜ血圧が高くなるのかを考えなければいけません。

身体は必要があって血圧をあげています。


そのところを忘れてしまって安易に薬を使用することは、時間の経過とともに身体の機能を損なうことにつながりません。

人の身体の仕組みをよく知る必要がありますね。


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世界の高血圧人口は現在約10億人で、2025年には15億6,000万人に達し、心疾患およびそれによる死亡の増大をもたらすと予測されることが、スウェーデン、英国および米国の研究で示された。


AP通信によると、高血圧は脳卒中や腎不全の原因にもなり、失明、認知症の因子でもある。


今回の研究の著者らは、この知見によって、鳥インフルエンザなどの感染症と同様、高血圧対策にも全世界の政府が一丸となって取り組むようになることを望むと述べている。


高血圧の発症リスクは、加齢、過体重および運動不足、塩分の過剰摂取などにより増大する。先進国でも高血圧が増えることが予測されるが、今回の研究では、開発途上国および急速に欧米型経済が導入されている国で特に大幅な増加が予測されることが判明した、とAP通信は報じている。

HealthDayNewsより
高血圧と動脈硬化

高血圧を放置してしまうと?

高血圧は自覚症状がないので、そのまま放置をしておく人が少なくありません。

でも高血圧を放置しておくことは、大変危険なことで、自らの寿命を縮めるようなものです。

高血圧によって、血管に強い圧力がかかる状態が続いてしまうと、それに対応して動脈の血管壁が厚く硬くなって、傷つきやすくなります。

血管に傷がつくと、そこにコレステロールがたまりやすくなり、血管を狭くしてしまいます。

そしてこの状態を動脈硬化と呼んでいます。

加齢とともに動脈硬化は進行し、高血圧はなおさらその進行を早めます。

動脈硬化が進むと、血液の流れがわるくなるために、心臓より強い圧力をかけて血液を送り出すようになるので、血圧はさらに高くなります。

それによりさらに動脈硬化がすすんでいくという悪循環になります。


高血圧について

教えてgoo ヤフー知恵袋より


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高血圧の薬物療法

高血圧の治療は薬物療法だけではありません。

軽症の高血圧なら、最初は、血圧を1〜2週間に一回測定しながら、食生活や運動による改善を目指すようにします。

そして血圧が下がるかどうかを調べていきます。


食生活の改善や運動をおこなっても血圧が下がらない、または重症の高血圧の場合、薬を飲む治療を中心に血圧をさげることを考えます。

これはもちろん医療機関で医師とともに行う治療となります。


高血圧のように、自覚症状がない状態で薬を飲み続けるということは、とても根気がいります。

中には副作用がこわいとか、薬を処方してもらいに病院にいくのが大変という理由で、自分で判断して薬の治療を中止してしまう人がいます。

しかし血圧を下げる薬をやめると、薬物療法を始めるまえよりも、もっと血圧が上がってしまうリバウンドという現象が起こる場合があります。

これはとても危険な行為です。


高血圧の人の中には、医師による治療で、血圧が改善され薬を飲まなくても良くなる人がいます。

しかしこの場合でも、急に薬をやめるのではなく、薬剤の量を減らしたり、まめに血圧を測定しながら、かなり慎重に薬物療法を終了することが肝心です。