慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、肺気腫や、慢性気管支炎という病名で診断されていました。少しずつ呼吸機能が低下していく病気で肺に起こる生活習慣病といわれています。
慢性閉塞性肺疾患の症状として、気管支が慢性的にはれあがり、肺胞の壁が次第に壊される病気です。一回壊れた肺胞は再度復活することはありません。症状が進行すると、日常的な動作を行うにも支障が出るようになります。
せき、痰、息切れなどが自覚できます。症状がゆっくりと進行するため、年のせいにしてそのままとし、異変が感じた時に病院へかかるとすでに症状がかなり進行しているケースが多いようです。
症状がひどくなると、息苦しさのため思うように活動できなくなります。慢性閉塞性肺疾患は、40歳以降で症状がでてきて、ゆっくりと悪化していきます。早い時期にみつけて治療することが肝心です。
慢性閉塞性肺疾患の最大の原因は、喫煙や大気汚染が考えられています。喫煙や汚染された空気に含まれている害のある粒子が、肺や気管支の細胞に障害を与えていきます。禁煙が一番の予防策です。
禁煙をすることが肺機能の低下につながります。。予防接種は、慢性閉塞性肺疾患の人がインフルエンザにかかって悪化したときの死亡率を、50パーセント低下させると報告されています。
ビタミンCを接種して、喫煙と老化による活性酸素の害を最小限にくいとめることも、有効であるといわれています。
室内の空気をよくするために空気清浄機を利用するなどして、新鮮な空気を体内に吸収することも大切です。森林や山にでかけるようにして、清浄な空気を一杯吸い込むことで、肺の中を循環させることも効果的です。
日常から声を出す習慣も慢性閉塞性肺疾患には有効で、発声することは気管や肺の適度な運動となって、気道の清浄作業も促進していきます。日頃から肺に負担をかけないようにして休息を与えてあげることが予防や治療につながります。
トラックバックURL
この記事にコメントする