坐骨神経痛は、腰から足の裏側を通ってひざに抜けている末梢神経の坐骨神経に痛みが起こる症状です。この神経が何らかの原因によって刺激をされると、痛みを発します。坐骨神経痛は、20〜50歳代に比較的多く見られる神経痛です。
主な症状は、腰から大腿の後ろ側を走る痛みで、ももの後ろ辺りからふくらはぎ、ときにはかかとにまでその痛みが走ります。咳やくしゃみをしても、下の方まで、激しく痛みます。
坐骨神経痛の痛みは、焼けるような刺すような激しい痛みで、あおむけに寝て足を伸ばしたまま持ち上げてもらうと下肢の背側に沿って強く痛みます。この症状はラセーグ徴候呼ばれて、診断の目安になるようです。
坐骨神経痛の原因で最も多いのは、外傷による椎間板ヘルニアで、椎間板の中の髄核が飛び出して坐骨神経を圧迫する場合で、このほか、変形性膝関節症や脊髄腫瘍による圧迫、がんの転移、糖尿病、アルコール中毒によっても起こります。
坐骨神経痛の治療では、まずは神経痛を起こしている病気を見つけて治療を行います。椎間板ヘルニアによる場合は、あおむけに寝かせて下肢の牽引を行います。
軽い症状の場合には、かたい布団に寝て安静にするだけでも治癒していきます。重症な場合には、圧迫している髄核を手術的に除去する必要がでてきます。坐骨神経痛で現れてくる痛みに対しては、消炎鎮痛剤などが使用される場合もあります。
変形性脊椎症では、コルセットを着用します。糖尿病を併発している場合は、糖尿病の状態を上手にコントロールする必要があります。
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