トップページ>>多血症の原因と症状について


多血症 原因 症状多血症は、血液細胞の赤血球が異常に増加してくる病気で、多血症には原因がハッキリとしない真性多血症と原因が判明している二次性多血症があります。

真性多血症は、骨髄細胞が赤血球を多数作っていくことから起こるものと考えられていますが、どうして骨髄が赤血球を多くつくるのかという原因は解明されていません。


自覚症状がまったくないことも多々ありますが、多血症の多くでは、息切れ、頭痛、めまい、疲れやすい、不眠といった症状がでてきます。


その他の症状として、顔や手足が深紅色になったり、結膜に充血が見られたり、口の中や胃腸、性器からの出血があらわれ、約50パーセントの人に高血圧があらわれ、そして脾臓の腫れが見られます。


真性多血症の場合は、赤血球だけでなく、白血球と血小板も増えています。赤血球の増加が著しく、出血や心臓血管系の病気のおそれがあるときには、瀉血といって注射器で血液を体外に出す治療が行われます。


症状は一旦よくなりますが、またすぐに赤血球が増加してまた元に戻るので、ハイドロキシウレアなどの骨髄の働きを抑える薬剤を活用して赤血球の量を減少させる治療が行われます。


真性多血症は、慢性に経過するため、医師の指導を良く守って生活することが大切です。治療を怠ると赤血球と血小板の数が増える為、脳卒中や心筋梗塞などの血管障害を起こしやすくなります。


二次性多血症は、なんらかの病気があって、その病気が原因となって赤血球が多量につくられる病気です。


気圧の高くなる地域に住んでいる人、先天性の心臓病を持っている人や肺疾患がある人は、体内の酸素不足になるので、酸素欠乏を改善するために赤血球が増加します。


腎臓、肝臓、小脳の腫瘍でも多血症になります。そういうことから症状がないからといって放置をしないで、専門医の指示を受けることが大切です。


症状は真性多血症の場合と同様に、脾臓の腫れの変わりに原因疾患の症状が加わってあらわれます。治療で、原因となっている病気の治療が第一です。



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