リンパ浮腫は、リンパ管やリンパ節がダメージを受けた場合、末梢か中枢にもどるリンパ液の流れが悪くなっておこります。リンパ浮腫の症状としては、足がむくみ、太くなっているうえ、太ももの付け根が重くなったり、歩きづらくなったりします。リンパ浮腫の症状がひどくなると、ちょっとした傷から細菌感染を起こしてしまい、足が赤くはれあがり、高熱がでることがあります。リンパ浮腫は、数日で急激にすすむこともありますから軽視できません。しかもいったんむくみだしてしまうとなかなかもとにもどりにくくなります。
命の危険は直接ないですが、日常生活に支障をきたしたり、ストレスやダメージも強くなるのでなるべく発症しないように日常意識がひつようです。リンパ浮腫を起こさないようにするためには、寝ているときやいすに座るときに、できるだけ足をおろした状態にしないで高めの位置に足を置いておくことがポイントです。
これは、リンパ液をなるべく足のほうにためておかないようにするためです。なるべく立ったままの仕事はさけるようにして、どうしても避けられないときには、休みをこまめにとるなどの配慮をするようにしましょう。
飛行機や車などに乗っているときも同様です。ときどき足をあげるなど、長時間、足を下げた姿勢をとり続けることはさけるようにします。
普段の生活でいろいろと気をつけていても、むくみがでてくることもあります。いったんむくみがでてくると、解消しにくいですが、初期の段階の治療法として、弾性包帯や弾性ストッキングを着用する方法があります。
弾性包帯や弾性ストッキングは、足全体に圧力をかけてリンパ浮腫の進行を防ぐものです。就寝中以外、一日中着用するものなので、毎日着用することを考えると、弾性包帯よりは、着脱しやすい弾性ストッキングのほうが便利でしょう。サイズもいろいろあるので医師に相談をしてみましょう。
リンパ液の流れをよくするためのリンパマッサージも効果があります。ただし、足を漫然とマッサージをすればよいというものではなく、きちんとリンパ液の流れを促すためには、専門家によって施術をしてもらうか、専門家の指導をうけてから、自分でセルフマッサージを行う必要があります。
その他では、むくみが出ると足が動かしづらくなりますが、適度な運動はむくみの解消に役立ちます。一日中安静にしている必要はありません。適度に足を動かす運動をしたり、自転車こぎやプールでの水中運動を行うのが有効な方法です。
リンパ浮腫の症状が重いときは、薬物療法や手術療法なども考えられていますが、まだ決定的な治療法があるわけではありません。日常生活で予防に努めることが一番重要になります。
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