糖尿病の治療では食事療法と運動療法が行われます。高くなった血糖値は、下げる必要があります。ただ、やみくもに下げればいいというものではありません。一定のレベルに安定させることが大切です。それは、血糖が細胞にとって大切なエネルギー源であり、それが体中で効率よく使えるようになって初めて、状況が改善するからです。血糖値を下げすぎると、体に害が生じます。
血糖値は、常に変化をしているので、仮に、グリコヘモグロビン値が正常レベルになっていたとしても、食後高血糖の状態が隠れていれば、動脈硬化の危険をぬぐいさることはできません。
血糖値が高いという症状が死因となるケースは、それほど多いものではありません。なので、それだけなら、あまり恐ろしい病気とはいえないように感じられます。ただし、糖尿病は、多くの合併症を発症しやすい病気です。ここに糖尿病の恐ろしさがあります。
糖尿病になっている人は血糖値のコントロールへ向けての行動を開始する必要があります。血糖値のコントロールをしながら本質的な体質の改善に必要なのが食事療法と運動療法です。
食事療法では摂取カロリーを正常化する 食事療法は、過食状態にある生活習慣を改めていく治療法で、これにより、摂取カロリーを正常化します。摂取カロリーの正常化とは、健康に生活を営むことのできる必要十分な食事量にするということです。
食事療法で大切な点は、栄養バランスに注意をすることです。たくさん食べているときには、体に必要な各栄養素の確保も十分だったかもしれませんが、食事量がそれまでより減るわけですから、無計画だと、不足する栄養素がでてきてしまう恐れがあります。
食後血糖値の上昇をゆるやかにするような食品や食べ方についても気を配ることが大切なポイントになります。
運動療養には、少なくとも2つの効果があります。一つは運動することによってエネルギーをより多く消費するという効果です。もう一つは、エネルギーを消費しやすい体をつくるという効果です。
もともと人間は、他の野生動物と同様に、生きるのに必要な食糧を確保するために、積極的に動き回っていました。
そこに、食事量と運動量との適切なバランスがあったはずです。現代人の食事量と運動量のバランスがおかしくなってきていることは確かでしょう。
食事の適正化を行うと同時に、運動の適正化を行うことは、体を自然な状態にし、それを維持するということにほかなりません。
糖尿病でも2型のケースでは、食事療法と運動療法を治療の基本として、血糖コントロールよくない場合などに、経口血糖降下薬やインスリン注射などの使用がされます。
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