トップページがん大腸がんの予防ではお酒の飲みすぎに注意

がん

大腸がんを予防するにはお酒の飲量に気をつける必要があります。お酒を飲みすぎるとことが大腸がんのリスクを高めることは以前から知られていました。

その裏づけになる調査として、日本人は欧米人よりも飲酒をすることで大腸がんになるリスクが高い傾向にあることが、生活習慣によるがんの予防法開発を目指している厚生労働省研究班が明らかにしました。

この調査は、全国各地の5つの疫学調査のデータを集め、同一の指標で分析がおこなわれました。対象は男女20万9800人で、最長で約14年追跡し、2802人が大腸がんと診断されていました。

男女とも一日の摂取量がアルコール23g異常になってくると大腸がんにかかるリスクが高まることが判明しました。

男性の場合では欧米人と比較してみると、欧米人はアルコール45g以上になるまでは明確なリスク上昇はみられませんでした。

一方、日本人男性はより少ない量であがりはじめ、45g以上飲む人のリスクは飲まない人の2倍以上の数値をしめしました。

日本人は欧米人よりも、お酒の影響を受けやすく、大腸がんの観点からもお酒に弱いことがわかりました。

また、日本人男性では、やせた男性のほうがそうでない男性よりも飲酒による大腸がんのリスクが高くなっていたようです。

国立国際医療センター部長は、一日の摂取量が23gをどうしても上回ってしまう人は、食事や運動に一層注意したり検診を積極的に受けるようにして欲しいと述べています。

お酒の飲みすぎはいけないことはわかっていますが、日本人はなおさらのこと飲みすぎには注意をしたいものです。適でいきましょう。



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