トップページ呼吸器の病気気管支喘息をひきおこすストレス症状

呼吸器の病気


気管支喘息気管支喘息は、1型アレルギーの代表的な症状になります。

気管支喘息は気管に吸い込まれたホコリやダニの死骸や糞などの抗原が、粘膜上皮下のマスト細胞に固着している抗体と反応し、平滑筋が収縮し気道を狭くすることによって発症します。


気管支喘息は肺への空気の供給および排気が少なくなり、呼吸困難から喘息発作が起こります。気道を取り巻く筋肉は平滑筋といわれ、自律神経の支配を受けます。


通常交感神経は筋肉は緊張、収縮させるものですが、気管支の場合は交感神経支配が強まると気道は広がり、副交感神経支配では逆に気道が狭くなり、夜間や朝方に喘息発作が起こるのは、この時間帯が副交感神経の支配が強いことによります。


小児の気管支喘息は、思春期を迎える頃になると半減し、大人になるにつれ増加傾向をたどります。


この頃から進学や就職などのストレス期にあることで、従来から言われているストレスが自律神経失調症の原因であるということの矛盾です。


ストレスには、いろいろな種類があって、思春期に受ける正常なストレスは意欲の神経である交感神経支配を強めることになり、アレルギーや喘息発作を減少させることが考えられます。


気管支喘息の減少は、ストレスが交感神経をより強く刺激し、気管を拡張したためだ、と考えられます。


気管支喘息以外のアレルギー症状が減少したとすれば、交感神経支配の強化によって、体熱産生量が増え核心温度が正常化したこと、および皮膚血流量が抑えられ皮膚組織が正常化したこと及び冷え性の軽減に体調アップなどが考えられます。


ストレスにイライラ、クヨクヨさせるマイナスのストレスとその反対のプラスのストレスがあります。


プラスのストレスをも含めてそれを病気の原因としているのは間違いで、適度なストレスは健康にとって必要なものです。


強度の冷え性であるか、何らかの原因で内臓に障害のある人にとって、健常者にプラスのストレスが逆に負担になる場合もあります。


こうしたストレスの受け止め方をする子供が不登校児になる傾向があるようです。また、まったくストレスのない子供も同様のようです。




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