トップページ骨粗鬆症骨粗鬆症で気づきやすい症状

骨粗鬆症

骨粗鬆症は、骨が弱くなって骨折しやすくなる病気です。しかし、骨粗鬆症は自分では状態を把握するのがとても難しい病気になります。

骨粗鬆症があっても、すぐに骨折するとは限りませんし、無症状のままでいる場合もあります。

また、骨折といっても、骨粗鬆症の骨折は衝撃が加わって骨がポキンと折れる場合とは違います。

弱くなった骨が体の重みなどで押しつぶされる圧迫骨折となると、なかなか気づかいものなのです。

圧迫骨折の場合には、最初は無症状のことも多く、骨折が進行してから症状があらわれることがあります。

比較的気づきやすい自覚症状として上げられるのは、背中や腰の痛みです。痛みは就寝時や安静にしているときにはほとんどありません。

痛みは、いすに座っていて姿勢を変えたときや立とうとしたときに起きたり、座ったままや立ったままで長時間同じ姿勢を続けたときなどに起こります。

背骨を構成している椎骨が押しつぶされ、つまり脊髄の圧迫骨折となったたえめにまわりの筋肉に負担がかかるようになったり、周囲の神経が刺激されることで、痛みを感じる状態になったのえす。

脊髄の骨が体の重みで少しずつつぶれると、身長が低くなることがあります。

背中や腰の痛みがなかったとしても、若いころより背が低くなったときは脊椎がつぶれている、つまり椎体骨折をおこしていると思われます。

あるいはまた、やはり椎体骨折で脊髄の骨のつぶれた方によって体が前に曲がる場合もあります。おばあさんによくあったように背中が丸くなる状態です。

圧迫骨折で背中が丸くなると、痛みが起こるだけでなく、神経障害によってしびれが起きることもあります。

ほかにも内臓を圧迫して、逆流性食道炎が起きたり、呼吸がしにくくなったり、あるいは食欲不振、便秘などの症状が引き起こされることもあります。

そうしてこうした不快な症状のために、気持ちもふさぎこみがちになるといった心理的、精神的な問題につながることもあります。

なんとなく具合がわるいと思いながらも、骨粗鬆症からくるものと思わず、治療が遅れることもあります。



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