トップページ脳梗塞一過性虚血発作で起こる症状

脳梗塞


一過性虚血発作 症状一過性虚血発作になると、手足の片麻痺、失語症、または視野の半分がぼやけるといった症状が、その名のとおり一過性に起きてしまい、その症状の多くは、30分〜1時間で元通りになってしまう発作になります。

この病気は、脳の細小動脈が一過性に詰まったり、細くなって血液の流れが減少して起きる脳卒中の一種で、半身の麻痺やしびれ、軽い言語障害などを起こします。

一過性虚血発作は、短時間だけ、脳の一部の血流が不足して虚血状態になることによっておこりますが、その多くの場合、24時間以内で症状がおさまってしまうので、その重要性を見すごしてしまうことも少なくありません。


この一過性虚血発作は、手当てをしないで放置をしていると何回も繰り返すことが多く、その3分の1は、数年のうちに脳梗塞を発症するといわれています。


一過性脳虚血発作では、すぐに症状が治まるため軽視しがちになりますが、一度でも血栓ができて血流が途絶えると、再度同じことが発症しやすくなります。


一過性虚血発作は、脳梗塞の前ぶれ発作という重大な症状です。なので症状が一過性虚血発作と感じたら、すばやく医師の治療を受ける必要があります。


原因としては、まず第一に頸動脈や冠動脈など、太い動脈の硬化によってできた血の塊が血液とともに脳血管に流れ込んで、一時的に脳の一部の血流を障害することがあげられます。


こうした場合でも、一過性でその血栓が崩れたり溶けたりして血流が再開すれば症状もなくなります。


第二には、脳自身の動脈硬化が進行して、血流の調節に異常がおきると、血圧が急に下がったときに血流も低下してしまい、その部分の機能が障害されて発作を起こすことになります。


この場合、血圧が上がれば、また機能が回復して症状も消えてしまいます。逆に血圧が上昇したときは、動脈が収縮して血流の変化を抑えようとするため、動脈硬化がある血管のところで虚血状態になって一過性虚血発作をおこします。




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