トップページ循環器の病気心不全とその症状について

循環器の病気


心不全 症状心不全は、心臓のポンプとしての機能が低下していき、血液を体全体に送り出したり、帰ってきた血液をうまく取り入れられなくなった症状のことをいいます。

心不全は心臓病のひとつと勘違いしている人も少なくないようですが、心不全は病名ではありません。


心臓のポンプの働きが弱まって、からだが必要とする血液を心臓が十分に送り出せなくなっている状態をさし、一種の症候群といえます。


心不全は、心臓の機能を低下させるいろいろな心臓病によってでてきます。心筋梗塞、心筋症、弁膜症、心筋炎をはじめ、すべての心臓病で最終的に心不全に至る可能性があります。


なかでも心不全の原因疾患として多いのは心筋梗塞で、全体の6割〜7割を占めています。

そのほか、高血圧症、腎臓病、甲状腺などのホルモン異常症、糖尿病など、心臓病以外の病気や薬の副作用で心不全が誘発されることもあります。


心不全の典型的な症状は、息切れです。軽症のうちは運動時におこる程度になりますが、重症になってくると安静時でも息苦しくなったり、肩でゼイゼイと呼吸をしたりするようになります。


体を横にすると息苦しくなり、起こすと呼吸が楽になるという起座呼吸という症状もみられます。


他には、不整脈が発生したり、血液が全身をうまく循環しないために臓器や組織のなかに血液がたまりやすくなり、その影響からむくみや症状がでてきたりします。


症状が悪くなれば、低酸素血症のために脳にも悪影響が及んで意識障害になる場合もあり、最悪のケースでは心室細動などの不整脈などによって絶命してしまいます。


心不全は、症状の重さによって段階的に分類されています。いくつかの分類法がありますが、もっとも有名なのはニューヨーク心臓協会のものです。

心不全の治療の基本は、自己管理をシッカリと行うことが大切です。




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