血管の病気
深部静脈血栓症は、下肢の腫脹を引き起こす代表的な病気です。以前は日本では比較的少ないと考えられてきましたが、ここ数年増加傾向にあります。急に足がはれ、皮膚の色が変わるような症状があったり、足のむくみがなかなかとれないというときには、深部静脈血栓症の疑いがあります。
足の静脈がつまると、足がはれたりむくんだり変色し、足がしびれたり、痛んだりするようになります。
ときには、足にできた血栓が肺へ流れて、肺の血管がつまって肺塞栓症を起こし、呼吸困難や胸痛を引き起こします。大きな血栓が肺へ流れると急死することさえあります。
心臓や腎臓の病気でも足がむくむことがありますが、両足同時にむくむのがそれらの病気で、片足だけのときは深部静脈血栓症の症状が疑われます。
深部静脈血栓症は、寝たきりや手術後の人によく起こります。じっと寝ていると血液の流れが悪くなって、血液が固まってしまうからです。
寝たきりの人の介護では、床ずれや肺炎の予防のためにときどき体位変換を行いますが、同時に足首やふくらはぎのマッサージを行うと効果的です。
足の血液を動かし、血栓ができるのを予防します。
深部静脈血栓症の治療には、血のかたまりを薬で溶かしたり、手術で取り除く方法があります。また、その原因を探すことも重要なポイントです。
血が固まりやすくなる特殊な病気だったり、がんのようなしこりによって静脈が圧迫されて起こることもあるので、きちんと専門医の診察をうけるようにしましょう。
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