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胃腸の病気

胃潰瘍は、胃液に含まれている、胃液に含まれている消化酵素の影響でできると考えられているため、消化性潰瘍とよばれることがあります。十二指腸潰瘍は、比較的若年層に発生し、胃潰瘍は熟年、老年層に多く見られる傾向があります。

胃潰瘍の原因で大きな影響を与えているのがストレスです。心身の過労や精神的ストレスによって、潰瘍をおこします。

胃液の働きは、食べ物を消化するためにありますが、何かの原因で、この消化作用が強くなりすぎたり胃や十二指腸の粘膜の抵抗力が衰えている場合には、胃液が自分自身の胃や、それに続く十二指腸の粘膜を一部分自己消化してしまいます。

胃液のなかのタンパク消化酵素と、胃の粘膜を保護している粘膜細胞とのあいだに攻撃と防御のしのぎあいが起こります。前者を攻撃因子、後者を防御因子と呼んでいますが、潰瘍がおこるのは、この両者のバランスが崩れ、均衡が破れた結果からです。

たばこや酒、コーヒー、濃い緑茶などを長いこと飲む習慣があると、このバランスを崩してしまう原因になりますが、そういう習慣のない人でも潰瘍になる人は多くいます。

胃液が胃壁や十二指腸の粘膜をとかし始める最大のきっかけは、精神的なストレスです。十二指腸は胃よりもストレスに弱いとされ、ストレス潰瘍と呼ぶこともあります。ストレスが起きると、なぜ胃液と胃や十二指腸の壁にある粘膜のバランスが崩れてしまうのでしょうか?

精神的ストレスがかかってくると、脳のなかにある視床下部の自律神経中枢が刺激されます。そして副交感神経がが刺激で興奮すると延髄にある迷走神経から胃壁に刺激が伝わります。その結果として胃液の分泌が急激に増加をしていきます。

一方交感神経が刺激を受けて興奮をしてくると、脊髄にある内蔵神経から胃に刺激が伝わります。そのため胃の血管が収縮して血液の流れが悪くなり、胃の粘膜をおおっている粘液が少ししかつくられなくなってしまいます。

交感神経のもう一つの経路では、下垂体の前葉が刺激をうけて副腎皮質刺激ホルモンが分泌されますが、このホルモンは、副腎で、副腎皮質ホルモンを分泌させます。このため胃液の分泌がさらに促進されるのに、胃の粘膜を守る粘液はいっそう減ってしまいます。

ストレスから攻撃側因子の胃液がどんどん増えていくのに対して、防御因子の粘液がたりなくなっていくわけですから、胃の粘膜は防御能力を失って胃液によって自己消化を起こし、潰瘍ができてしまいます。

たばこや酒、コーヒーなどや肉体の疲れは、胃壁での血液の流れを障害することになり、潰瘍を発生しやすくすることになると考えられます。


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