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脳・神経の病気

パーキンソン病は、まだその原因がはっきりとしない病気ですが、中脳の異常から分泌されるドーパミンという物質の減少によるものといわれています。パーキンソン病にの始まり方がゆるやかなために、単なる老化現象とまちがわれることも多くあります。

パーキンソン病の主な症状としては、手足の振るえ、筋肉のこわばり、動作が緩慢になるなどで、こうしたことから顔は仮面をかぶったように無表情になり、前かがみの姿勢をとって、声はぼそぼそと不明確になります。よだれを流したり、手足がむくんできたりします。

自律神経障害、突進現象、歩行障害、精神症状などがあります。パーキンソン病ではその他にもいろいろな症状がでます。しかし、すべての患者さんにこれらの症状がすべてあるというわけではありません。

こうした症状は左右のどちらかから出現してきて、両方にでてきたとしても、右か左かどちらかの側に症状が強いというのが普通です。パーキンソン病のはじめのころでは、上にあげたような症状がはっきりと自覚されずに、疲労しやすい、力が入らない、脱力感などとして自覚されることもあります。

パーキンソン病では病気がだんだんとすすんでくるのと関係なしに、身体的、精神的ストレスで症状が悪化していきます。

パーキンソン病の治療では、L・ドーパ製剤のほか、二、三の薬物が使われていて、筋力の低下を予防するためにリハビリテーションなども重要になってきます。



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