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脳・神経の病気

坐骨神経痛というのは症状についた名で病気名ではありません。坐骨神経痛はそれ単体で発症する病気ではなく、あくまで何かしらの疾患に付随して発症する症状です。

坐骨神経は、身体のなかでもっとも長い神経で、神経痛をおこしやすいものです。坐骨神経痛でもっともおおいのは椎間板ヘルニアで、原因の8割をしめています。

年齢は、20歳代から50歳代が多く、脊髄変形症、カリエス、骨盤、脊髄の病気などで坐骨神経が圧迫されたり、炎症がみられたりすると坐骨神経痛がみられます。そのほか糖尿病、動脈硬化、梅毒、アルコール中毒などによってもおこります。

坐骨神経痛とは坐骨神経痛を抑えようとして治まるものではなく、あくまでそれを引き起こしている原因になっている病気を押さえ込む事で治療といえます。

坐骨神経痛の主な症状としての痛みは、おしりの坐骨神経根から、大腿のうしろをはしり、ひざから下は下肢の外側を通ってかかとまで達しますのではげしいときは静かに横になるしかありません。せきやくしゃみなどによっても痛みは増していきます。

足をのばしたままで大腿部をもちあがえるとはげしい痛みが発生しますがこれは、ラゼーク症候といわれ、診断する上で重要なものになります。

坐骨神経痛は原因になっている病気を治療することが大切です。痛みが激しいときには、鎮痛剤、椎間板ヘルニアによる場合は、下肢の牽引療法を行います。椎間板ヘルニアによるものは、もとの病気がよくなるにしたがって数週間の安静でおさまります。



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