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うつ病

冬季うつ病が起こる理由

うつは、性格によってなりやすい人となりにくい人があります。一般的には、まじめで責任感が強く、周囲に気を使い、几帳面な性格の人は、うつになりやすいようです。

うつの症状は、糖尿病や、甲状腺の異常などからだの病気が原因のこともあるため、医師は、身体の病気がないかどうか血液検査などで調べ、異常があるときは、治療することからはじめ、心が原因のうつのときは、学校や仕事を休むなどして、ゆっくりと休養をとるようにしましょう。

季節によってうつになりやすい時期があります。冬季うつ病というのは、冬の時分にうつ状態になる病気のことです。まだ、その原因ははっきりとわかっていませんが、日ごろたまったストレスに冬という季節要因が関連して、気分が落ち込む状態になるようです。日本人の10人に一人がそのようです。

冬季うつ病がひどくなってくると日常生活に支障きたすようなりますが、軽症の場合が多く基本的に春になるとよくなることが多いようです。

一般的にはうつの原因はストレスと考えられています。人間の脳は網のように入り組んだ神経細胞で構成されています。そして、その細胞の間では、様々な神経伝達物質が情報をやりとりしています。この神経伝達物質が何らかの原因で減り、精神的な症状を引き起こすのが一般にうつ病と呼ばれるものです。

冬季うつ病の場合、ストレス以外に、もうひとつ大きな要因があるのです。それは、冬の日照時間。冬は一年で最も日照時間が短い季節です。光源が減ることで脳の中のセロトニンという神経伝達物質が減ってしまうといわれています。

セロトニンとは、光の刺激が目から脳に送られることで生産が促される神経伝達物質の一つなのです。つまり、光の量が減ったことでセロトニンも減少し、脳の働きが低下します。セロトロニンが不足してしまうと、脳の活動が極端に低下し、倦怠感や半分眠ったような状態に陥ります。

冬季うつ病の症状では、無力感や絶望感といた激しい精神症状がおこり、中には自殺する人もいるくらいです。冬季うつ病は特別な病気ではないので、いつもストレスを抱えている人は、周囲の人にストレスを伝えることで周囲の人の理解を得る事が大事です
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