トップページ膠原病ベーチェット病について

膠原病

ベーチェット病について

ベーチェット病は、何度もおこる、アフタ性口内炎、外陰部潰瘍、目におこるブドウ膜炎と皮膚の紅斑や膿疱を主な特徴としている病気です。他には、多臓器をおかして、関節炎など、さまざまな副症状がでてきます。

ベーチェット病は主に20〜30代の人に比較的におこりやすく、男性のほうが女性よりも少し多いといった感じです。男性は、重症になりやすい傾向があります。世界的にみると、日本、韓国、東地中海地方に多く発症する病気で、日本では患者数は約1万人といわれています。

ベーチェット病にかかる原因は、まだはっきりとしていませんが、遺伝的素因となんらかの感染による自己免疫が関係していると考えられています。

口腔粘膜のアフタ性潰瘍は、ほとんど全ての患者さんにみられ、数日で消えてはまた再発をくり返します。皮膚には、皮下にしこりのある、盛り上がった紅斑が出て、痛みがあります。にきび様の発疹が起こることもあります。

目のブドウ膜炎は、くり返すうちに失明することもあります。関節炎は、関節リウマチと違って、左右対称に起こるのではなく、あちこちの関節に起こる傾向があります。

特殊な形態として、比較的太い動脈や静脈に炎症を伴う血管型ベーチェット病、腸に潰瘍ができる腸管型ベーチェット病、精神障害や麻痺などの中枢神経症状を示す神経型ベーチェット病などがあります。



トラックバックURL
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔