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高脂血症

中性脂肪対策には

中性脂肪は、コレステロール以上に、総エネルギーの影響が大きいです。中性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪に貯めていくための脂質ですから、なんでもカロリーが余れば、食べ過ぎがあれば、中性脂肪に変えて体に貯めていきます。ですから、食べ過ぎずにちゃんと動けばすぐに低下していきます。

具体的にいうと、まず、アルコールや甘味飲料、間食や夜食といった過剰摂取につながりやすい部分を減らすことです。また、寝ている間に余ったエネルギーから合成されるわけですから、3食のうち、夕食のエネルギーを減らして、その分朝昼に回すといった食習慣の変更も有効な方法です。

中性脂肪やコレステロールは、食べたものから小腸で吸収された脂が肝臓に行って、合成されるものです。吸収された脂を運動エネルギーとして使用する必要があるときには、合成が低下します。従って、夕食が遅くなってすぐ横になる、十分に夕食を消化しきらないうちに朝食を食べるという生活が続いていくと、余った脂や糖質を含めたエネルギー源を原料にして肝臓でどんどん合成されることになります。

夕食が遅い時間であるにもかかわらず、早い時間の夕食と同じ量を食べる、翌日の朝食も同じような時間に同じ量を食べるということになると、中性脂肪やコレステロールの値が高くなりやすいということです。従って、夕食が遅くなる場合には、朝食までの残り時間をみながら、摂取するエネルギー量や脂の量を減らしていくことが中性脂肪やコレステロールの値を上げないために重要な取り組みです。

食べ過ぎや飲みすぎは、血液中に流れている中性脂肪を必要以上に増やしてしまい、肥満や脂肪肝、高脂血症といった生活習慣病の危険性を高めてしまいます。過剰な中性脂肪は血液をどろどろにし、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因にもなるために、日ごろからの生活習慣を見直すことが必要です。


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